こんにちは。
ハンドメイド起業のための数秘コンサルタントの石塚仁子です。
今回は、「流行に振り回されないブランド作り」についてお話しします。
全5回でお届けしてきた「自分軸で解決!ハンドメイド作家のしなやかな心づくり」シリーズも、今回が最終回です。
これまで、価格設定の不安、SNS疲れ、売上の波、クレームへの恐怖など、ハンドメイド作家さんが活動の中でぶつかりやすいお悩みについてお伝えしてきました。
そして最後にお伝えしたいのが、「自分が本当に大切にしたいブランド作り」です。
ハンドメイド活動を続けていると、流行や周りの声に影響されることがあります。
「今はこれが売れているらしい」
「あの作家さんみたいな雰囲気にした方がいいのかな」
「私も人気のジャンルを作った方がいいのかな」
そんなふうに迷っているうちに、自分が本当は何を作りたかったのか、どんなお客様に届けたかったのかが見えなくなってしまうこともあります。
この記事では、流行に振り回されず、自分軸を持ってブランドを育てていくための考え方をお伝えします。
流行を追いすぎると、自分がわからなくなる
ハンドメイドを仕事として続けていこうと思うと、「売れるもの」を意識することは大切です。
お客様に求められているものを知ることも、販売活動では欠かせません。
ですが、流行や売れ筋ばかりを追い続けてしまうと、少しずつ自分の軸が見えにくくなってしまいます。
例えば、
- 今流行っているから作る
- あの人が売れているから真似してみる
- 自分の作風とは違うけれど、売れそうだから取り入れる
- 本当は好きではないけれど、反応が取れそうだから作る
こうした選択が続くと、最初はよくてもだんだん苦しくなってしまいます。
「あれ?私は何が作りたくてハンドメイドを始めたんだっけ?」
そんなふうに、自分の気持ちが迷子になってしまうのです。
流行を取り入れること自体は悪くない
ここで誤解してほしくないのは、流行を取り入れること自体が悪いわけではないということです。
季節感やトレンドを作品に取り入れることで、お客様に喜んでいただけることもあります。
新しい素材やデザインに挑戦することで、作品の幅が広がることもあります。
大切なのは、流行に合わせることではなく、自分の世界観に合う形で取り入れることです。
「これは私のブランドらしいかな?」
「私のお客様に喜んでもらえそうかな?」
「自分が心から作りたいと思えるかな?」
この視点を持つだけで、流行に振り回されにくくなります。
自分の心の奥にある本当の望みを知る
流行に迷った時こそ、自分自身に戻ることが大切です。
私はコンサルの中でも、「なぜその作品を作りたいのか」「誰に届けたいのか」を一緒に深掘りすることを大切にしています。
なぜなら、ブランド作りは表面的なデザインだけで決まるものではないからです。
本当に大切なのは、あなたが作品を通して何を届けたいのかです。
例えば、
- 忙しい毎日に癒しを届けたい
- 身につけるだけで少し自信が持てる作品を作りたい
- 大切な人への贈り物になるような作品を届けたい
- 日常に小さな特別感を添えたい
- 作る楽しさを多くの人に知ってほしい
こうした想いは、あなたのブランドの大切な土台になります。
心の奥にある本当の望みが見えてくると、何を作るか、どう発信するか、どんなお客様に届けたいかが少しずつ明確になっていきます。
本当の望みをブランドコンセプトにする
自分の心の奥にある望みが見えてきたら、それをブランドコンセプトに反映していきましょう。
例えば、「お客様に安心感を届けたい」という想いがあるのに、無理に派手で強い印象の作品ばかりを作ろうとすると、どこかで苦しくなってしまうかもしれません。
反対に、「見た人の気持ちが明るくなるような華やかさを届けたい」という想いがあるなら、色使いや写真、文章にもその雰囲気を反映していくと、自然とブランドに統一感が出てきます。
ブランドコンセプトは、難しい言葉で作る必要はありません。
「誰に、どんな気持ちを届けたいのか」
これを自分の言葉で表せることが大切です。
自分の本当の望みとブランドコンセプトが合ってくると、作ることも発信することもぐっと楽になります。
自分軸があると、周りに振り回されにくくなる
自分軸があると、流行や他人の意見に振り回されにくくなります。
「あの人はあの人」
「私は私の大切にしたいものを届ける」
そう思えるようになるからです。
もちろん、迷うことがまったくなくなるわけではありません。
でも、自分の軸があると、迷った時に戻る場所ができます。
新しい作品を作る時も、SNSで発信する時も、イベントに出る時も、
「これは私のブランドらしいかな?」
と考えられるようになります。
その積み重ねが、あなたらしいブランドを育てていくのです。
作りながら固めていくのも、路線変更もあり
とはいえ、最初から完璧なブランドコンセプトを決める必要はありません。
実は私自身も、最初からすべてがはっきり決まっていたわけではありません。
作品を作りながら、活動を続けながら、少しずつ自分のコンセプトが見えてきたタイプです。
だからこそ、「まだコンセプトが決まっていないから動けない」と思わなくても大丈夫です。
作ってみる。
出してみる。
反応を見てみる。
その中で、自分の好きやお客様に喜ばれるポイントが見えてくることもあります。
また、途中で路線変更したくなることもあると思います。
それも悪いことではありません。
活動を続ける中で、自分の考え方や届けたいものが変わっていくことは自然なことです。
大切なのは、変わるたびに自分の気持ちを確認することです。
違うジャンルを作りたい時は、発信の整理も大切
ハンドメイドが好きな方ほど、いろいろな作品を作りたくなることがありますよね。
「今のブランドとは違うけれど、これも作ってみたい」
「完全に趣味として別ジャンルも楽しみたい」
そんな気持ちが出てくることもあると思います。
私は、それ自体はとても良いことだと思っています。
作りたい気持ちは、無理に押さえ込まなくても大丈夫です。
ただし、お仕事として発信しているSNSやショップでは、見せ方を少し整理することも大切です。
あまりにもジャンルが違う作品を同じ場所に並べすぎると、お客様から見た時に「何のお店なのか」が伝わりにくくなってしまうことがあります。
その場合は、
- 期間限定作品として紹介する
- 趣味作品として別アカウントに分ける
- ブランドの世界観に合う形で取り入れる
- 試作品として反応を見る
など、発信の整理をしてみるのがおすすめです。
自由に作る楽しさと、お客様に伝わる見せ方。
その両方を大切にしていきましょう。
ハンドメイドは自分を表現する最高の手段
全5回を通してお伝えしてきたように、ハンドメイドはただ作品を作って売るだけの活動ではありません。
自分を知り、自分の想いを形にし、お客様とつながっていく活動でもあります。
価格設定に迷うこともある。
SNSで人と比べて落ち込むこともある。
売上に不安になることもある。
クレームが怖くなることもある。
そして、流行や周りの声に迷うこともある。
でも、そのたびに自分の軸に戻ることができれば、活動は少しずつしなやかになっていきます。
ハンドメイドは、自分を表現する最高の手段です。
あなたがあなたらしく作品を作り、お客様に届けていくこと。
それが、あなたのブランドを育てる一番大切な力になります。
まとめ
流行や売れ筋を意識することは大切です。
ですが、それに振り回されすぎてしまうと、自分が本当に作りたかったものや届けたかった想いが見えにくくなってしまいます。
ブランド作りで大切なのは、見た目を整えることだけではありません。
自分の心の奥にある本当の望みを知り、それを作品や発信に反映していくことです。
最初から完璧なコンセプトを作らなくても大丈夫。
作りながら、発信しながら、少しずつ育てていけばいいのです。
あなたが大切にしたい想いや世界観を、これからも少しずつ形にしていってくださいね。
全5回のシリーズを通して、あなたが自分軸を整え、より軽やかにハンドメイド活動を続けるきっかけになれば嬉しいです。
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