こんにちは。
ハンドメイド起業のための数秘コンサルタントの石塚仁子です。
前回の記事では、社会人初日で退社したあとに飛び込んだ劇団スタッフの仕事や、電話が苦手だった私がホテルの客室予約係として働き始め、接客やクレーム対応を経験していったお話をしました。
今回はその続きとして、ホテルを退社して上京してからの歩みをお届けします。
看護助手として医療現場に入り、さらにフレンチレストランで接客を続ける中で、私は改めて「人と向き合うこと」が自分の強みなのだと感じるようになりました。
振り返ってみると、どの職場での経験も、今の私が人の想いや強みをくみ取り、形にするサポートをするための大切な土台になっています。
ホテルを退社して上京した私
8年勤めたホテルを退社したあと、私は上京しました。
慣れ親しんだ場所を離れて、新しい土地で生活を始めることは、期待もありましたが不安もありました。
上京してから最初の2ヶ月ほどは、知り合いのところで事務のお手伝いをしていました。
その後、都内の総合病院で看護助手として働き始めます。
ホテル業界から医療現場へ。
一見するとまったく違う世界のように見えますが、私の中では「自分の接客経験が、医療の現場でどのように通用するのかを知りたい」という気持ちがありました。
また、当時は医療事務の勉強もしていたため、現場にいることで学びが深まるのではないかとも考えていました。
その志望理由も師長さんにご理解いただいたうえで、看護助手として働かせていただくことになりました。
医療現場で感じた、接客経験との共通点
看護助手の仕事では、患者さんや看護師さんと関わる時間がとても長くありました。
患者さんを検査室へお連れしたり、病棟内で必要なサポートをしたり、スタッフの方々と連携しながら日々の業務を進めていきます。
ホテル時代とは仕事内容も環境も違います。
でも、実際に働いてみると、人と関わるうえで大切なことは、接客業と大きく変わらないのだと感じました。
相手が何を不安に感じているのか。
どんな言葉をかけると安心してもらえるのか。
今、自分は何をすれば相手の負担を少しでも軽くできるのか。
そうした視点は、ホテルでお客様と向き合ってきた経験とつながっていました。
患者さんと関わる看護助手の仕事も、人と人との信頼関係が大切な仕事でした。
「接客業で身につけてきた考え方や行動、言葉遣いは、違う仕事でもちゃんと活きるんだ」
そう実感できたことは、私にとって大きな自信になりました。
患者さんやスタッフの方々とのあたたかい関わり
医療現場では、患者さんやスタッフの方々とのさまざまな関わりがありました。
患者さんを検査にお連れすると、検査技師さんから検査の内容を教えていただくこともありました。
その知識は、医療事務の資格試験にも役立つことが多く、とてもありがたかったです。
また、患者さんの付き添いで検査場に行った際、前の患者さんのお手伝いを頼まれたこともありました。
お母さんの代わりに赤ちゃんと検査場に入った経験もあります。
その場その場で必要とされることに対応しながら、人を支える仕事の奥深さを学びました。
ホテルでは、お客様に安心して過ごしていただくことを大切にしていました。
医療現場では、患者さんが少しでも不安なく検査や治療を受けられるように関わることが大切でした。
場所は違っても、根本にあるのは「相手に安心してもらうこと」だったのだと思います。
退職時にいただいた言葉が自信になった
看護助手の仕事を退職する時には、看護師さん、先生方、検査技師さん、リハビリの先生など、たくさんの方からお声をかけていただきました。
本当に人に恵まれた職場で仕事をさせていただけたのだと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
働いている時は、目の前のことで精一杯です。
自分のやっていることがちゃんと役に立っているのか、自分ではわからないこともあります。
でも、最後にあたたかい言葉をいただいたことで、「私はこの場所でもちゃんと人の役に立てていたんだ」と思うことができました。
それは、ホテル時代とはまた違う形で、自分の強みを確認できた経験でした。
フレンチレストランでのご縁
看護助手として働きながら、私はフレンチレストランにもご縁をいただきました。
ディナータイムやイベント時のお手伝いとして入らせていただくようになったのです。
私のホテルでのレストラン業務経験を買ってくださり、履歴書の提出のみで、面接なしという少し珍しい形で働き始めました。
週に3回から4回ほどシフトに入り、時間が短い日でもまかないを出してくださることがありました。
一人暮らしだった私にとって、栄養バランスのとれた温かい食事をいただけることは、本当にありがたかったです。
同郷ということもあり、シェフにもとてもかわいがっていただきました。
店舗が移転してからも呼んでいただき、結婚するまでの約10年間、長く続けさせていただくことになります。
レストラン接客は天職だねと言っていただけた経験
レストランでは、これまでの経験がとても活きました。
ホテルやイタリアンでの経験があったので、コース料理の説明やタイミングの取り方、ワインの抜栓なども自信を持って対応することができました。
お客様の食事の進み具合を見ながら、次のお料理を出すタイミングを考える。
会話の邪魔をしないようにしながら、必要な時にはすっと入る。
場の空気を見ながら動く。
そうしたレストラン接客の仕事は、私にとってとても自然にできるものでした。
ありがたいことに、「レストラン接客は天職だね」と言っていただけるほどになりました。
その言葉は、私にとって大きな自信になりました。
自分では当たり前にやっていることでも、誰かから見ると強みになっている。
そう気づかせてもらえた経験でもあります。
料理教室のアシスタントとして学んだこと
最後の3年ほどは、シェフのお料理教室のアシスタントも務めさせていただきました。
それまで私は、主に料理を提供する側、接客する側として関わってきました。
でも料理教室では、作る側のサポートに回ることになります。
材料の準備や進行の補助、参加される方への声かけなど、接客とはまた少し違う視点が必要でした。
お客様に楽しんでいただくためには、表に見える料理だけでなく、裏側の準備や段取りがとても大切です。
この経験も、今の私の仕事に通じています。
ハンドメイドの講座やワークショップでも、作品を作る楽しさを伝えるだけでなく、参加される方が安心して楽しめる流れを整えることが大切です。
その場の空気を見ながらサポートする力は、このお料理教室のアシスタント経験でも育てていただいたのだと思います。
どの仕事にも共通していた「人と向き合う力」
看護助手、レストラン接客、料理教室のアシスタント。
仕事内容はそれぞれ違います。
でも、どの仕事にも共通していたのは「人と向き合うこと」でした。
患者さんに安心してもらうこと。
お客様に心地よく食事を楽しんでいただくこと。
料理教室に参加される方が楽しく学べるように支えること。
その場にいる相手をよく見て、必要な言葉や行動を選ぶこと。
これは、私がこれまでの仕事を通してずっと積み重ねてきた力なのだと思います。
そして今、その力はハンドメイド作家さんや生徒さんとの関わりにも活きています。
相手の話を聞くこと。
言葉になりきっていない想いをくみ取ること。
その人の強みや魅力を一緒に見つけていくこと。
これらは、いろいろな現場で人と向き合ってきた経験があるからこそできているのだと感じています。
今のコンサルタントとしての土台
振り返ってみると、これまでの仕事は一見バラバラに見えるかもしれません。
ホテル、劇団、医療現場、レストラン、料理教室。
でも、そのすべてに共通していたのは、人の気持ちをくみ取り、その場に必要なサポートをすることでした。
私はずっと、誰かの時間が少しでも心地よくなるように動く仕事をしてきたのだと思います。
今のコンサルタントとしての仕事も、根本は同じです。
ハンドメイド作家さんや生徒さんが、自分の想いや強みに気づき、それを形にしていけるようにサポートすること。
その人が一人では気づきにくい魅力を一緒に見つけること。
安心して話せる場所を作ること。
これまでのすべての出会いや経験が、今の私の自信と土台になっています。
まとめ
今回は、ホテルを退社して上京したあと、看護助手として医療現場で働いたこと、そしてフレンチレストランで長く接客を続けた経験についてお話ししました。
看護助手として働いたことで、接客業で身につけてきた人との関わり方が、医療現場でも活きるのだと実感しました。
レストランでは、これまでの接客経験を活かし、「天職だね」と言っていただけるほど、自分の強みを感じることができました。
どの経験も、その時は目の前のことに必死でした。
でも振り返ると、すべてが今の私につながっています。
人と向き合う力。
相手の想いをくみ取る力。
安心して話せる場を作る力。
それらは、今のコンサルタントとしての活動にも深くつながっています。
皆さんのこれまでの道のりにも、きっとかけがえのない価値があるはずです。
自分では当たり前だと思っている経験や得意なことが、誰かにとっては大きな魅力になることもあります。
これからも、皆さんの想いや強みを一緒に見つけ、形にしていけたらうれしいです。
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